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原発性アルドステロン症(Conn症候群)の疫学
1953年にポーランド人により発見され、ポーランドの医学雑誌に掲載された原発性アルドステロン症は、英語ではなくポーランド語で書かれたもので、当時ポーランドが共産圏であったことから、1955年にコン博士によって報告されたことになっている。


Conn 先生の最初のシリーズ論文では,原発性アルドステロン症,コーン症候群は高血圧症の 20%ぐらいとされていましたが、その後いろいろな報告から内分泌性の高血圧症は全高血圧症の数%,低K血症を疾患特異的症状として高血圧を調査した研究では、高血圧の1%以下の稀少疾患とされてきた。つまり原発性アルドステロン症は 1%未満という考えが定着した。


ところが、血中アルドステロン濃度/血漿レニン活性の比(ARR)が、スクリーニング指標になる事判明した2000年を境に原発性アルドステロン症は
高血圧の5-20%程度の頻度で発見されるとの報告が相次いでいる。


特に以下のような場合には原発性アルドステロン症の発症頻度が高いと言われている
1)血圧が160/100mmHg以上、
2)治療抵抗性高血圧、
3)低カリウム血症、
4)副腎腫瘍を持つ高血圧、
5)40歳以下の脳卒中の既往のある高血圧、
6)一等親の中に本疾患を発症した家族歴のある高血圧、
糖尿病を伴う高血圧でも原発性アルドステロン症の頻度が高いと報告されている。


したがって高血圧の初診時には可能な限り、原発性アルドステロン症のスクリーニングする必要がある。また、治療中でも全ての高血圧で原発性アルドステロン症を疑う必要がある。



詳しくは原発性アルドステロン症診療マニュアルまで

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