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アルドステロンとは
副腎皮質の球状層から分泌されるアルドステロンは、腎臓の尿細管腔側Na+再吸収の経路を、活性化させてNa+再吸収を増やす。

つまり腎臓でのNa+再吸収が増加することで、体液量が増加し、血圧が上昇する。

アルドステロンは、炎症を促進させる。アルドステロンには、血管の炎症を起こす作用があることが、注目されている。

アルドステロンは、NADHオキシダーゼ(NADPH酸化酵素)を発現させ、ROS(reactive oxygen species:活性酸素種)の産生を亢進させる。

活性酸素は、体内で、脂質、蛋白質、糖、核酸などを酸化変性させ、細胞機能を障害する。つまり酸化ストレスを増加させる。
特にアルドステロンは、LDLの酸化を亢進させ、動脈硬化を進展させる。



アルドステロンは、直接、心筋や血管平滑筋に作用し、増殖を促進させたり、酸化ストレスを増加させる。


アルドステロンは、COX-2や、炎症を活性化させ、血管周囲や心筋の線維化を引き起こすMCP-1(ヒト単球走化活性因子)を発現させる。


血中アルドステロン値は、体位により、変動する。つまり血中アルドステロン値は、臥位で最も低く、座位では臥位の1.5倍、立位では臥位の2倍に増加する。

血中アルドステロン濃度は、降圧剤の影響を受ける。

Ca拮抗薬、アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)、β-ブロッカー(β遮断薬)は、血中アルドステロン濃度を低下させる。

利尿薬は、血中アルドステロン濃度が上昇させる。

α-ブロッカー(α遮断薬)は、影響が少ない。

詳しくはアルドステロンとRAAS


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